海外旅行で起きるまさかの事故。アクシデントでカメラを落下させて、壊してしまいました。でもクレジットカードの旅行保険があります。ちょっとおさらいをしておきましょう。
目次
利用付帯と自動付帯
クレジットカードの旅行保険には「利用付帯」と「自動付帯」があります。
- 利用付帯:旅行代金をそのカードで支払った場合に保険がかかる
- 自動付帯:旅行代金を他のカードで支払った場合でも保険がかかる
年会費無料のクレジットカードだと代表的なものには
カード名 | 海外旅行保険 | 携行品補償 |
楽天カード | 利用付帯 | 20万円まで |
YAHOO!カード | 利用付帯*1 | 年5万円まで |
エポスカード | 自動付帯 | 20万円まで |
があります。エポスカードは年会費無料なのに自動付帯なのでお得ですね。
年会費が必要なカードでは、マイラーにおなじみのカードだと
カード名 | 海外旅行保険 | 携行品補償 |
VISAゴールド | 自動付帯 | 50万円まで |
ジャックスエクストリーム | 自動付帯 | 20万円まで |
アメックスゴールド | 自動付帯*2 | 50万円まで |
カード会社に連絡
マイラーの例に漏れず、私も10枚近くのカードを持ってます(苦笑)が、今回の旅行はJAL Club-Aカードで決済したので、カードの裏に表記されている連絡先に電話しました。
電話をして、状況を伝えます。「他社のクレジットカードを所有しているかどうか」を尋ねられました。同じ案件なのに複数のカード会社に請求するのを防ぐためなのでしょうか?「他社のクレジットカード持っていること」「今回はJALカードで決済したのでこちらに連絡した」ことを伝えます。
東京海上日動火災が保険会社となりますので、そちらから用紙をお送りします。
という返事だったので用紙が送られてくるのを待ちます。
保険金請求書
数日後に保険金請求書が送られてきます。(以下の内容はすべて東京海上日動火災保険株式会社です。)
携行品の保険請求に必要なものは以下のとおりです。
- 保険金請求書(同封用紙)
- パスポートのコピー(写真のページと該当の旅の入出国記録のページ)
- 警察官公庁、航空会社、旅行添乗員、第三者による事故証明(原本)
- 修理費用の見積書原本または領収証原本
- 損害品購入時の領収証
- 損害品の写真
保険金請求書の記入で気をつけたいこと
修理前の写真を撮っておく
修理に出す前に、全体の写真と損傷箇所の写真を撮っておかなければなりません。請求に必要な写真は修理前と修理後です。修理後の写真は、まあ、いつでも撮れるのですが、修理前はそうはいきません。修理前の写真がなかった場合でも、交換した部品(損傷した部品)が手元に返却された場合は、その写真で代用することも可能な場合もあるようですので、保険会社に相談です。
出入国の記録が分かる書類の用意
最近は自動化ゲートがあるので、出国スタンプが押してもらえない場合があります。保険金請求時にパスポートの出入国記録のコピーを提出しなければならないのですが、私の場合は自動化ゲートを通ったために出国記録がなくて、これだけではダメでした。
この場合は、日本出入国日の確認が取れる書類を提出すればOKです。
- 搭乗券控え
- eチケット控え
- ツアー日程表
- 出張予定表
などでOKです。
修理内容の明細が必要
修理の見積書や領収証は合計金額だけではなく修理明細も必要です。品目や修理内容が分かる書面ですね。コピーでOKです。
その他の気づき
保険金額について
修理の場合は修理費用となります。盗難の場合も含めて支払限度額は1点あたり10万円でした。また、1年あたり10%〜20%の減価償却が適用されるそうです。(私の場合は修理費用が2万円以下でした。)
「警察届出」欄と「証人」欄について
今回は盗難ではないので警察届出欄は空白です。
一人旅で承認になってくれる人がいないので、証人欄も空白です。同行者がいない場合は、事故状況欄に状況を詳しく記入します。
他のクレジットカードを書く欄が小さすぎる
とても全部のクレジットカードは書ききれないので代表的なものを記入しました。
JCBの「クレジットカードに関する総合調査」によれば、クレジットカード保有者一人あたりの平均保有枚数は3.2枚なので、書ききれないというのは異常ですね。
書類を提出してから3週間程度で保険金の振込がありました。もしもの時の保険なので有効に使えると安心ですね。
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