シドニー!(サーキュラーキーの夕凪編)
シドニーはお散歩に適した街です。シドニーにはJALのJGC修行*1として来ているので、シドニーに来たくてこの街を選んだのではなくて、単にFOP*2が効率良くもらえるからだったのですが、街に着いた瞬間に好きになりました。
ハーバーブリッジの姿を楽しみながらサーキュラーキーのお散歩です。ハーバーブリッジを渡ってミルソンズポイント(Milsons Point)側に行きたいという思いにかられながら、サーキュラーキーを歩きます。今宵は、こちら側からの景色を楽しむことにしましょう。
西側にはオペラハウスが見えます。普段の私は海のそばに住んでいますが、海の向こうに家族の住む場所へと、ここから直接つながっているように思えます。もしも小石をひとつ海に投げ込んだらその波紋はずっと伝わって家族のもとに届くでしょう。季節が逆である南半球からでも。オーストラリアに入植した人たちも、本国イギリスへと繋がりたかったのでしょうか。海を離れて居住することはあまりありませんでした。
6時が近づいてきて、足も疲れたしお腹も空いてきました。なによりも喉が渇きました。
石造りの倉庫の建物に何件かのレストランが連なっています。イタリアンレストランであるウルフィーズ(Wolfies)にしました。オーストラリアではやたらと「y」をくっつけて「〜ィー」ってつけるようだけど、これも「オオカミちゃん」なのでしょうか。
店内には暖房用のストーブがあります。訪れた9月末のオーストラリアは春の始まりにあたるので暖房が必要ではありませんでしたが、風を遮る壁のないレストランではストーブは必需なのでしょう。まちなかのカフェもこのストーブが多く設置されていました。
docksidegroup.com.au
ボーグス(Boags)のドラウトビールが7.5 AUD。プロシュートのピザが32AUD。実は、シドニーの食事は期待していませんでした。というのも、アメリカでの食事で美味しいと思うことが少なく、エスニックジョークの「アメリカの料理が不味いのはイギリスの植民地だったからだ」を信じてました。でも、シドニーに関してはその認識は誤りでした。ピザ生地はカリッと焼き上げられ、塩味のきいたプロシュートと野菜とのコンビネーションも悪くありません。
このレストランからはオペラハウスが見えます。沈んでゆく太陽の光がオペラハウスの白い屋根の色を変えていきます。その移ろいを楽しみながらビールが味わえるのは、至福のひとときです。
すっかりと日が沈んだサーキュラーキーです。歴史を感じさせる石造りのパイロン(支柱)が発する威厳に替わって、華やかなライトアップがハーバーブリッジを包みます。周辺のビルの灯りも彩りを添えます。夜景ディナークルーズも催行されています。きっとキレイでしょうね。
サーキュラーキーからグレースホテルのあるタウンホール周辺へと歩いて帰ります。
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*1:ここでの修行というのは航空会社の上級会員を目指すことです。ANAのSFC修行やJALのJGC修行があります。
*2:FOPはフライオンポイントというJALの上級会員になるためのポイント制度です。5万ポイントでサファイア会員になれます。
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