ウォルト・ディズニー・ワールドのフラッグシップ・ホテル
グランド・フロリディアン(Grand Floridian Resort & Spa)はウォルト・ディズニー・ワールド(フロリダ)のフラッグシップ・ホテルです。19世紀南部の雰囲気を持つ、ビクトリア調の建物が並んでいます。白を基調とした壁と赤い屋根の建物群はどの角度から見ても美しく、建設にあたって綿密な計算がなされたように思えます。
Grand Floridian Resort & Spa サイン
(Big Pine Key棟)
グランド・フロリディアンの構成
グランド・フロリディアンはメインビルディングと5つのアウタービルディング、ディズニー・バケーション・クラブ(DVC)向けのビラ、コンベンション・センター、スパ&フィットネスセンター、ウェディング・パビリオンの建物からなっています。
メインビルディングの一番上の八角形の塔は、ハネムーン・スイートという周りがグルっと見渡せる部屋だそうです。グランド・フロリディアンはセブン・シーズ・ラグーンと呼ばれる湖のほとりにあり、マジックキングダムの近くにあります。シンデレラ城が見えますし花火も見えるので、素敵な景色でしょうね。
Grand Floridian Resort & Spa メインビルディング
メインビルディングエントランスです。
メインビルディングは5階建ての吹き抜けになっています。

メインビルディングの入ってすぐ右側に、チェックインカウンターがあります。
ホールの1階ではピアノ演奏が行われます。
2階ではビッグバンドの演奏が行われます。2階には演奏を聞く客席がないので、1階のフロアのお客さんに向けての演奏なのですが、居住まいを正すことなく、なんとなく演奏を聞くのはなんだか贅沢だと思いました。演奏のレベルもとても高いです。(WDWでの演奏は総じてレベルが高いですね。)
チェックインの時刻について
私たちのホテル到着は午後4時過ぎでした。チェックインは4時からなので、この時間帯はベストです。実は、過去に辛い思いをしているんです。
- ハワイのアウラニでは、ホノルル空港到着が朝の6時45分、タクシーで30分移動して、アウラニ・ディズニー・リゾートへの到着が7時過ぎ。チェックインしたのが午後3時過ぎです。更衣室を借りて少しだけプールで泳いだりもしましたが、「リゾートに到着した」という思いからは程遠く、睡眠不足もあって、部屋に入るまではリゾートのベンチで座ったまま居眠りをしていました。
- アニマルキングダムロッジ・キダニビラでは、オーランド空港への到着は夜の10時。ディズニー・マジカル・エクスプレス(バス)に乗ってキダニビラに到着したのは夜中の12時前でした。翌朝のエキストラ・マジックアワー(ディズニー直営ホテル宿泊者向け早朝深夜開園)に行く元気もなく、疲れ果てて寝るだけでした。
ハワイの到着時刻は仕方ないにしても、チェックインの時刻まで過ごす方法(あるいはチェックインを早めて貰う方法)をなにか考えなくては楽しさも減ってしまいますね。
チェックインの時刻にあわせたフライトを選ぶことも、快適な旅の方法だと言えます。
どのような人向きなのか
いくらグランド・フロリディアンが最高級ホテルだと言っても万人向きというのはあり得ません。どんな人だとより楽しめるのでしょうか。
大人のカップル
ここのウェディング・パビリオンで結婚式を挙げるのはもちろん、ハネムーンの宿泊としても満足度が高いと思います。ホテル内は豪華で落ち着いた雰囲気があり、部屋もビクトリア調の家具で飾られています。
最高級レストラン「Victoria & Albert’s」(WDWの中で一番ドレスコードが厳しい)を始め、「Cítricos」等の高級レストランがあります。
小さなプリンセスがいる家族連れ
「1900 Park Fare」(レストラン)では朝は「Supercalifragilistic Breakfast」(メリー・ポピンズやプーのキャラクターダイニング)、午後は「Wonderland Tea Party」(不思議の国のアリスのキャラクターダイニング)、夕食には「Cinderella’s Happily Ever After Dinner」のプリンセス向けのダイニングがあります。
1900 Park Fare
Cinderella’s Happily Ever After Dinner
Disney’s Perfectly Princess Tea
(かわいいプリンセスでいっぱい)
これらのダイニングは、グランド・フロリディアンの宿泊客でなくても利用できますが、異なるリゾート(ホテル)からやってくるのはそれなり時間がかかります。そのリゾートでの食事だけでなく他の楽しみ(リクレーション)も一緒に考えておくと、有意義な時間が過ごせると思います。(以前、シェフ・ミッキーで食事をするためだけにコンテンポラリー・リゾートに行ったことがありましたが、その後のエプコットのアトラクションに乗るために時間がなくてタクシーを使ってしまったこともありました。セカセカした気持ちになった上にお金をつかうので、もったいないことをしました。)
不思議の国のアリスをモチーフとした水遊びエリア
(Splash Area)
メリー・ポピンズのペンギンをモチーフにした噴水
(Disney Vacation Club Villa)
ちいさなプリンセスでなくても、これらの世界を楽しめる人はだれでも満喫できると思います。
良い点と悪い点
「Unofficial Guide to WDW」を参考に自分でも感じた良い点と悪い点を振り返りました。
◯宿泊客に対して、キャストの数が多い
◯大人向けのレストランが多い
◯ソファーベッドが広い
◯最近リニューアルしたスパ
◯不思議の国のアリスをモチーフとした水遊びエリア
◯マジックキングダムへはモノレールとボートで行ける
◯ウォータースライダー付きの充実したプールがある
◯ピアノやビッグバンドの生演奏がある
☓WDWで最も高い
☓結婚式のために通行制限がある
☓小さな子供向けのレストランが一つだけ
では私たち向けだったのか
プリンセスになるには大きすぎる中学生を含む家族連れだったので、「大人のカップル」でも「プリンセス連れ」でもありません。レストラン選びには苦労しました。(とういうか、あまり利用していません。)大人向けのレストランだと子どもには合わないし、中学生がプリンセスに変身するには「ムリ」。そのあたりのチグハグ感はありました。自分たちには似合ってないとか(笑)。でも、「もう一度泊まりたいか」の質問にはみんな「イエス」です。充実したプールやどこを見ても絵になる景色、パークへのアクセスの良さが高評価でした。
ブログを書いていていつも思うのは、振り返ることで得られる気づきの大切さです。もしも、旅行に行く前の自分にメッセージが送れるのであれば、どんなことを伝えたいか。それを今、書いています。
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