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プレミアムクラスが満席
ANAのプレミアムクラスは人気なので満席になっていることも多いです。私が普通席を予約していた羽田12時発のANA023便も、プレミアムクラスは満席でした。満席でも「空席待ち」をすることができます。この体験も楽しそう(直前まで席が確保できるかどうかドキドキしそう)と思って、羽田空港で空席待ちを申し込みました。(当日アップグレードは空港での申し込みになります。)
ANAのプレミアムクラスへの当日アップグレード料金は9,000円。
プレミアムクラスへの変更に関するご案内
搭乗当日、出発空港にてプレミアムクラスに空席がある場合に限り、下記料金を上限として変更を承ります。
料金(一区間ごと)・・・プラス 9,000円
※ お持ちの航空券の運賃により、プレミアムクラスへの変更額が異なる場合があります(上記金額より低額になる場合があります)。
事前予約と当日アップグレードの価格
当日アップグレードはお得なんでしょうか?この日の羽田−伊丹線の特割の普通席は14,090円、プレミアム特割23,090円なので、事前予約しても当日のアップグレードでも価格は同じです。
ちなみに、時間帯で価格の差があるけど主な路線を比較すると…
(条件はすべて2016年5月9日現在、ANAゴールドカード所有、一般会員)
路線 | 普通席特割 | プレミアム特割 | 差額 |
羽田−新千歳 ANA053便 | 24,590円 | 33,590円 | 9,000円 |
羽田−伊丹 ANA023便 | 14,090円 | 23,090円 | 9,000円 |
羽田−広島 ANA677便 | 19,390円 | 26,390円 | 7,000円 |
羽田−福岡 ANA243便 | 26,590円 | 35,590円 | 9,000円 |
羽田−那覇 ANA467便 | 37,290円 | 49,290円 | 12,000円 |
あらっ。羽田−広島便はプレミアム特割で予約したほうがお得ですね。
当日アップグレードはプレミアムポイント単価をアップさせるか
さて、当日アップグレードのプレミアムポイント単価も見ましょう。
路線 | 普通席PP単価 | プレミアムクラスPP単価 |
羽田−新千歳 ANA053便 | 21.11円 | 20.05円 |
羽田−伊丹 ANA023便 | 17.18円 | 20.99円 |
羽田−広島 ANA677便 | 18.99円 | 18.39円 |
羽田−福岡 ANA243便 | 21.27円 | 19.59円 |
羽田−那覇 ANA467便 | 19.88円 | 17.23円 |
ここで注意したいのはこの条件は当日アップグレード前の普通席が特割だってこと。旅割21、旅割28、旅割45、旅割55、旅割60、旅割75、乗継旅割なんかは当日アップグレードしても搭乗ポイントがもらえないので、これよりも400ポイント少なくなります。
料金をお支払いいただいてプレミアムクラスへアップグレードされた場合の搭乗ポイントは、もとのご購入運賃に準じます。もとのご購入運賃が搭乗ポイントの対象にならない場合、搭乗ポイントは積算されません。
この表の条件では羽田−伊丹便は当日アップグレードするとPP単価は悪化します。他は向上します。
マイルやプレミアムポイントのシミュレーションはこちらでできます。
プレミアムポイントの計算式は、
プレミアムポイント=区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×路線倍率+搭乗ポイント
です。
路線倍率は国内線は2倍、搭乗ポイントはプレミアム特割や特割は400、旅割は0です。
クラス・運賃倍率はプレミアム特割は125%、特割や旅割は75%です。
www.ana.co.jp
プレミアム特割のプレミアムポイント=区間基本マイレージ×125%×2(+400)
普通席特割のプレミアムポイント=区間基本マイレージ× 75%×2(+400)
9,000円が当日アップグレード料金なので、上の式を引き算して求めると
9,000円=区間基本マイレージ(+400)となります。
プレミアムポイント単価が大切なときは、「9,000円/区間基本マイレージ」がアップグレード前のプレミアムポイント単価と比べて有利かどうかが判断基準です。
では、羽田−伊丹便で考えてみましょう。羽田−伊丹の区間基本マイレージは280マイルです。なので、9,000円/280マイル=32.14円/PP
1プレミアムポイントあたり32.14円のコストがかかります。羽田−伊丹のマイレージ獲得単価は17.18円なので…
が〜ん!今回の旅はプレミアムポイント獲得単価を悪化させていたんですねぇ。orz
当日アップグレードはマイル獲得単価をアップさせるか
ついでに当日アップグレードのマイル獲得単価も見ましょう。
路線 | 普通席PP単価 | プレミアムクラスPP単価 |
羽田−新千歳 ANA053便 | 51.55円 | 42.20円 |
羽田−伊丹 ANA023便 | 53.78円 | 52.84円 |
羽田−広島 ANA677便 | 62.55円 | 40.85円 |
羽田−福岡 ANA243便 | 50.08円 | 40.21円 |
羽田−那覇 ANA467便 | 40.44円 | 32.07円 |
マイルの計算はフライトマイル+ボーナスマイル
フライトマイル=区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率
ボーナスマイル=区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×ステイタス等*1
フライトマイルもボーナスマイルも算出時に切り捨てをしているようです。(未確認)
普通席特割のマイル=区間基本マイレージ×15/16(切捨てを含まず)
プレミアム特割のマイル=区間基本マイレージ×25/16(切捨てを含まず)
式を引き算すると9,000円=区間基本マイレージ×10/16(切捨てを含まず)
なので、「9,000円/区間基本マイレージ×10/16」がアップグレード前のマイル獲得単価と比べて有利かどうかが判断基準になります。
ライルタイムマイルはどうか
冗談です。ライフタイムマイル=区間基本マイレージなので、アップグレードするとライフタイムマイル獲得単価は悪くなります。これはできるだけ安く乗るしかないですね。最高なのは特典予約航空券でのフライトです。特典予約航空券の価格をどう考えるかはいろいろありますが、仮にタダだと考えれば、タダでライフタイムマイルが貯まります。
(ど〜でもいい)前ふりはこれで終わり。
スイートチェックインでアップグレード申し込み
アップグレードの申し込みは、チェックインカウンター、プレミアムチェックインカウンターのいずれでもできます。プレミアムチェックインカウンターが空いていて便利です。 スイートチェックインカウンターはダイヤモンドステイタスが必要です。
今回は体験の意味も兼ねて、スイートチェックインで空席待ちの申し込みです。ANA SUITE CHECK-INは羽田空港第2ターミナル 出発ロビー南側 33番にあります。保安検査場Cの左側。
わたし :プレミアムクラスへのアップグレードをお願いできますか?空席待ちなんですよね。
スタッフ:たった今、キャンセルが出ましたのでお席を確保できます。
わたし :あれっ?満席でしたよね?
スタッフ:はい。ですが、空きが出ましたのでご用意できますよ(ニコニコ)
わたし :(ちょっとがっかりしながら)ありがとうございます。
と、いうことで、めでたくアップグレードできました。空席待ちのドキドキ体験は次に持ち越しです。荷物を預けようとすると*2「袋にお入れしましょうか?」と尋ねられたのでお願いしました。
手荷物受け取りの優先ってホント?激戦区編
羽田−伊丹路線はダイヤモンド会員が多いと聞きます。広島−羽田という無風区?では、私の荷物が1番に出てきましたが、羽田−伊丹路線の激戦区ではそうはいかないだろうと思って、でも楽しみにして手荷物受取場で待っていました。
広島−羽田路線レースの模様はこちら
www.conofelice.com
さて、羽田−伊丹路線の激戦区レースはどうでしょうか?
おー!いちばん。ちょっと嬉しい。
この激戦区で。
でもずいぶんとくだらない話ですね。羽田−伊丹版の手荷物レースでした。
こんな風に、ビニール袋に包まれていました。スタッフのかた、ありがとう!
袋は持って帰って、ゴミ袋として再利用いたします。
そして、こんなことをしているうちに、誰もいない。やっぱり出場は最後でした。じゃあ、また!
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