
- 作者: 誠文堂新光社
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2016/04/19
- メディア: 単行本
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副題が「We Love ANA」「舞台裏を覗けは、もっと好きなる!」そのとおりでした!
目次
ここで問題です
1年間で一番当乗客数がANAの多い路線はどれでしょう?
1)羽田ー新千歳
2)羽田ー福岡
3)羽田ー伊丹
答えは…1)羽田ー新千歳でした。これは、「ANAの本。」の18ページ、「数字で見るANA」にかかれています。この路線の乗客数は年間約365万人で横浜市の人口に迫るそうです。
フライトは多くの人々に支えられている
飛行機にあまり乗ることがなかった時は、航空会社の人として意識するのは(会うことはないけど)パイロットとキャビンアテンダントでした。他のグランドスタッフは、てっきり公務員か何かで、空港に努めているものだと思ってました。グランドスタッフと段々と接するようになって、「ああ、この人たちも航空会社の人なんだ」と思うようになりました。ある日到着便が遅れて、空港内で乗り継ぎの道案内をグランドスタッフにしていただいた時に、国内線機内食の美味しさをお話したんですね。そうしたら、国際線の食事の話とかいろいろ教えていただいて、自社へのあふれる愛情を感じながら一緒に歩いたことがあります。この「ANAの本。」は、1機の飛行機を飛ばすためにいろんな人達が支えていることが分かる本です。
日々の運行を支えるプロフェッショナル
この章では、飛行機の運行に携わるスタッフ(グランドスタッフ、キャビンアテンダント、グランドハンドリング、ディスパッチャー、パイロット等など)について書かれています。ロードコントローラーという、積み荷をバランスよく機内に配置するプランを立てる人もいます。嬉しいのは「働きもののGSE*1図鑑」。空港内で走り回るいろんなくるまたちが紹介されています。
この写真は札幌新千歳空港でANA64便からみたスノーバーという除雪車。雪や氷を取り除く「ディアイス」と再び付着しないようにする「アンチアイス」を行うんだそうです。
機体を守る、影の仕事人
安全性を守るために日常的に行われるライン整備、定期的な点検やオーバーホールのドック整備、ジェット機の心臓のエンジン整備、塗装も定期的に塗り替えているんですね。以前乗ったBB-8号ですがこの塗装には15日間かかったそうです。
この時にBB-8号の見送りで手を降ってくださっていた整備士はおよそ100人。これだけの人の手が掛かっていたんだと改めて思いました。
よりよいサービスを提供する裏方の仕事
ANAのWebサービスは同業他社と比べて、使いやすさもスピードもはるかにいいと思っている私は、ANAのサイトの機能はけっこう知っているつもりでしたが、まだまだ知らないことがいっぱいあったことに気づきました。そういえば、この4月に画面がリニューアルされましたね。より使いやすくなったと思います。AppleWatchにも対応していたんだ。普段はAppleのパスブックで搭乗ゲートを通過するので、AppleWatchにこんなに機能があったなんて知らなかった。今度、試してみようっと。
これらを支えるANA’s Way
人々の行動は、共通の想いによって支えられています。共通の想いは同じベクトルを持っていなければなりません。それがANAのグループ行動指針です。
私たちは「あんしん、あったか、あかるく元気!」に、次のように行動します。
To live up to our motto of “Trustworthy , Heartwarming , Energetic!” we work with:
1)安全 Safety
安全こそ経営の基盤、守り続けます。
2)お客様視点 Customer Orientation
常にお客様の視点に立って、最高の価値を生み出します。
3)社会への責任 Social Responsibility
誠実かつ公正に、より良い社会に貢献します。
4)チームスピリット Team Spirit
多様性を活かし、真摯に議論し一致して行動します。
5)努力と挑戦 Endeavor
グローバルな視野を持って、ひたむきに努力し枠を超えて挑戦します。
そしてその想いが「グッバイ・ウェーブ」に込められています。
あなたへ。ANAラブを込めて。
*1:Ground Support Equipment
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