ウォルト・ディズニー・ワールド・マラソンウィークエンドのハーフマラソンです。参加費は$188(約20,500円)。
ホテルから出発
服装
2020年1月11日土曜日。いよいよハーフマラソンを走る日がやってきました。今まで香港ディズニーランドのランイベントで5キロと10キロを走ったことはありますが、それよりも長い距離は初めてです。練習では走りますが、やはり本番となるとワクワクドキドキ。
オーランドの気温は21℃。かなり暖かいです。とはいえ、油断して薄着は禁物。だって、シャトルバスは冷房をガンガンかけるに決まっているから。なので、ユニクロのポケッタブルパーカーは持っていきました。服は、化学繊維の長袖アンダーシャツに長袖ラン用シャツ、下は短パンにしました。
シャトルバスは、朝3時から5時までの運行です。ただし3時半までにホテルからバスに乗ることが推奨されていますので、それに従うように朝2時半に起きて準備をしました。前日はライズ・オブ・ザ・レジスタンスになんとか乗ることができたのですが、そのために夜8時ごろにホテル(リビエラ)に帰ってきたので、4時間くらいしか睡眠時間が取れていません。自業自得ですね。ただね、ライズ・オブ・ザ・レジスタンスが楽しすぎるんですよ。1月8日に乗ることができて、昨日の5時頃に、また乗ることができるとわかって、ハリウッドスタジオに行かずにそのままベッドに着くなんてできませんでした。
朝食
ハーフマラソンともなれば、自分のタイムだと2時間はかかります。朝食はしっかりと食べておかないと途中でお腹が空いてしまいそうです。マラソンウィークエンドの時期にはランナー用朝食パックが各ホテルで販売されています。リビエラではこんなパッケージでした。

内容は、ベーグルとピーナツバター、バナナ、クランチバー、ボトルウォーターです。これに昨日の10Kランでもらったバナナを一緒に食べました。

エプコットに到着
さて、スタート会場であるエプコットの駐車場に到着です。夜明け前なので、内部の照明でわかりやすい案内表示になっています。

セキュリティチェックで荷物検査を受けたあとに会場に入ります。セキュリティチェックの直後にトイレがありますが、ここはいつも混んでいます。ステージ横にも多くのトイレが並んでいます。スタート時間が近づくとさすがにここも混雑します。スタートエリア(Corral)にもトイレがあります。ここは空いています。
ハーフマラソンでも仮想している人は多いです。中にはサンタの格好をしている人もいました。真剣に走る人ももちろんいますが、楽しみ優先の人も多くいます。肩の力が抜けてきますね。

スタート前グリーティング
ハーフマラソンのホストはドナルドです。グリーティングにも来ていて、ドナルド、ミッキー、グーフィー、ドーピーの4人でした。こんな掲示板があって待ち時間がわかるようになっています。

5Kではミッキー、10Kではオズワルドとしたかったけどラインカットでしたので、ドーピーとグリーティングしました。

- グーフィーチャレンジ(ハーフとマラソン)
- ドーピーチャレンジ(5K、10K、ハーフ、マラソン)
ドーピーチャレンジに参加すると自動的にグーフィーチャレンジに参加することになります。それぞれのランの完走メダルと別にチャレンジ達成メダルがそれぞれもらえます。ですので、グーフィーチャレンジでは計5個、ドーピーチャレンジでは計6個のメダルがもらえます。
フィニッシャーズグッズ売り場
初めて気がついたのがフィニッシャーズグッズ(完走グッズ)の売り場です。昨日までは気が付きませんでした。気がついていればオズワルドの10Kのシャツを買ったんですが。(ESPNのグッズ売り場でも買えたかもしれません。)


ランナーズスクエア
ランナーズスクエアという有料のエリアがあります。ハーフとフルマラソンだけ開設されます。$85なので9400円!(2日間だと$160)レース前のコンチネンタルブレックファストや飲み物、荷物の預け入れ、記念品などが付いていますが、ちょっと高いですよね。これだとキャラクターダイニングにその費用を当てたほうがいいと思って、申し込むのをやめました。事前予約が必要です。


ラン
マップ
ハーフマラソンのコースは、まず、マジックキングダムリゾートに向かいます。コンテンポラリー傍を通ってマジックキングダムに入ります。
マジックキングダムは、メインストリートUSA〜シンデレラ城前〜トゥモローランド〜ファンタジーランド〜シンデレラ城下〜リバティスクエア〜アドベンチャーランドを走ります。
グランドフロリディアンのそばを通って、エプコットのワールド・ショーケースとフューチャーワールドを走ってゴールです。

スタート
私のスタートエリアはHという最終組でした。最初のスタート時間は5時30分ですが、2万人以上(完走者は21,611名)が参加するので、スタートは何度も行われます。スタート前には国歌斉唱がアカペラで行われ、それまでガヤガヤとおしゃべりしていた人たちも一斉にシーンとなります。
スタートでホストを務めていたのはドナルド。男女の司会者の軽快なトークに続いて、ドナルドがカウントダウンします。3、2、1、Go!花火が打ち上げられます。ドナルドもずっとスタートの合図をしなくてはならないので大変ですね。

私がスタートしたのは6時41分。最初のスタートから1時間11分後のことでした。さあ、今日も頑張って完走するぞ!

クロパンとエスメラルダ
スタートして1キロしか走っていないあたりで、ノートルダムの鐘のクロパンとエスメラルダです。知らなくてTwitterで教えてもらいました。ほとんど並んでないので、「コスパ重視」の私は、写真を撮ってもらいました。ちゃんと作品も見ておきます。もちろんフォトパスカメラマンもいます。

リロ
その後すぐにリロがいました。5Kや10Kのランでは「グリーティングが少ないなぁ」と思っていましたが、ハーフでは景気のいいスタートです。この写真もフォトパスカメラマンに撮ってもらったものです。(自分のグリーティング写真は、フォトパスカメラマンに撮ってもらったものを載せています。)

キャプテン・ジャックとバルボッサ
4キロを超えたあたりで、なんとキャプテン・ジャックとバルボッサのペアグリーティングです!これは止まらないわけには行きません。「ハイ!キャプテン・ジャック&バルボッサ」と声をかけると、ジャックはニヤリと笑ってました。

マジックキングダムの乗用車の入り口です。5K、10Kはエプコットとその周辺リゾートだけでしたので(正直なところ)あまりワクワク感を感じなかったのですが、マジックキングダムの看板を見ただけで足が軽くなります。

途中では高校のマーチングバンドでしょうか。応援のために演奏をしてくれていました。

トナカイ
固有の名前があるのかどうか知りませんが、トナカイです。ディズニーワールドでは1月5日頃までホリデーシーズンで、それを過ぎてもクリスマスの飾り付けが残されていました。ここでも思いっきりクリスマスですね。

ダッフィー
サンタコスチュームのダッフィーです。これはたまりませんね!

さあ、マジックキングダムに入ってきました。メインストリートUSAにはクリスマスツリーが飾られています。この景色を見るだけでアドレナリンが体中に浸透していきます。スタートからここまでで約7キロの距離です。

コーナーを曲がるとシンデレラ城が見えてきました。「わあっ」と体の中から声が湧き出ます。クリスマスのリースに彩られた町並み。走っていてよかったと思える至福の時間です。

シンデレラ城前を通ってトゥモローランドへと向かいますが、多くのランナーがここで止まってシンデレラ城を撮影していました。ディズニーファンの中心地(の一つ)ですもんね。

スティッチ
リロがエプコット近くにいたのに対して、スティッチはトゥモローランドです。スティッチエンカウンターがありますもんね。

ハートの女王
ファンタジーランドではハートの女王がいました。

フォトパスカメラマンが色んな場所にいて、ランナーたちを撮影します。

ドーピー
7人の小人とマイントレインのエントランス前にはドーピーがいました。

シンデレラ城
ファンタジーランドからシンデレラ城の下を通って走ります。シンデレラ城前ではフォトパスカメラマンがいて写真を撮ってくれます。

ミニー
リバティスクエアにはミニーがいました。

ウッディ
フロンティアランドのダイヤモンドホースシューあたりにいたウッディ。

ピノキオ
アドベンチャーランドの裏のバックヤードではフロートの近くにピノキオがグリーティングしていました。

チキン・リトル
そして、チキン・リトルも。

プルート
マジックキングダムを出てグランドフロリディアン方面を走ります。トピアリーの前にプルートがいました。

ウォルト・ディズニー・ワールドを代表するリゾート、グランドフロリディアン。いつ見ても優雅な佇まいです。

デイジー
グランドフロリディアンはセブンシーズラグーンと呼ばれる湖に面しているのですが、その近くでデイジーがグリーティングをしていました。

そのまた近くにはグーフィーがいました。

12キロを過ぎたあたりで、フードサービスです。コースマップを見たときに「どんなフードが提供されるんだろう?バナナかな?」と思っていましたが、提供されたのはこの「スポーツビーンズ」です。(柔らかいキャンディのような)ビーンズで、結構甘い。走りながら食べていると喉の奥に甘みが残って咳き込みそうになりました。少し走ったところに給水所があったのでそこで水を飲んで収まりましたが。

13キロを走ったあたりでカーズのマックイーンとメータがいました。これまた、ペアで待っててくれるなんて嬉しい!

このリロは出発地点と同じリロです。帰りでもグリーティングしてもらえます。ここまでで16キロくらい。

ホーレス・ホースカラー
エプコットの近くまでやってきました。フューチャーワールドのシー・ウィズ・ニモ&フレンズの裏辺りです。ホーレス・ホースカラーのバックにはトラックや干し草がちゃんとレイアウトされいるのはさすがディズニーですね。

5K、10Kでもおなじみのメキシコ館前のパンチートです。パンチートに会えば、あと1キロぐらい!あと少し!

ゴールであるエプコットの駐車場の直前でチアリーダーたちの声援を受けます。

走っている最中で気がついたことなのですが、ランナーの中には、走るのをやめて歩くときに右手を上げる人がいます。おそらく後続のランナーに自分がスピードを落とすことを知らせるためだと思います。給水のために急に進路を変えるときにも手を上げている人がいました。注意喚起になっていいと思いました。
ゴール
写真右側に見えているブルーのアーチがゴールです。観客の数がすごくて、まるでマラソン選手になったかのよう。観客の中には知人を見つけて大声で声援を送る人もいて、熱狂の渦が巻き起こっていました。この中を走るだけでも特別感があります。スター選手になったかのような。

手前でチップ&デールがゴールを出迎えてくれていました。たまらず駆け寄って自撮りをしました。あたりを見回すと他のランナーはゴールめがけて最後まで走っています。ちょっと恥ずかしい。。。
でも、チップ&デールが一緒になって喜んでくれる姿は、何度見返しても嬉しいです。

ゴールの瞬間も、何枚も写真を撮ってくれます。(その中で自分が先頭になって写っている写真を選びました。)

ゴールのあとには完走メダルがもらえます。そのメダルを手に記念写真をフォトパスカメラマンが撮ってくれます。

ボトルウォーターとスポーツドリンク、バナナ、そしてスナックが詰まったランディズニーのパッケージがもらえます。渡しの場合、これが翌朝の食事の一部になっちゃってました。

給水
給水はコースマップに描かれているように9箇所あります。たいていスポーツドリンクのあとに水が供給されます。スポーツドリンクは甘みがあるので喉の奥に残りがちです。水でスッキリさせることが多かったです。
フードサービス
コースマップで「フード」の記号を見たときは何が出るんだろうと思っていましたが、スポーツビーンズでした。甘いです。写真の通り、6粒入ってました。

トイレ
仮設トイレが設置されています。混雑している場合も多いですが、これは仕方ありませんね。パーク内のトイレも利用できます。
メディカル
コースマップに示されているメディカルではワセリンが提供されていました。服が擦れる肌に塗るのだそうです。
まとめ
帽子にアクションカメラをつけて動画を撮影しました。
5K、10Kと違って段違いに楽しいです。なんと言ってもマジックキングダムを走ることができますし、7キロを過ぎてシンデレラ城を見たときの感動は忘れられません。体の中から一気に力が湧き上がるのを感じました。グリーティングも15組です。5Kの4組、10Kの5組と比べて遥かに多くなっています。キロあたりのグリーティング数(そんなもの計算してどうするというのもありますが)は10Kと比べるといいですよね。
5K、10Kをもう一度走りたいかと聞かれれば(ドーピーチャレンジでなければ)もう走ろうとは思いません。でも、ハーフそしてフルマラソンはもう一度走りたいと思います。5K、10Kであれば香港ディズニーランドのほうが楽しいです。
- ハーフマラソンの参加費は$188(約20,500円)
- ハーフマラソンのコースはエプコットからマジックキングダムまでの往復
- グリーティングは15組
- 気温が21℃だったので、上は長袖シャツ2枚重ね、下は短パン
- 距離の表示は基本的にマイル
- 給水やフード、メディカルはコースマップを参照
- トイレは仮設トイレやパーク内のトイレを利用
- スピードを落としたり進路を変えるときには手を上げて合図する
- マジックキングダム内を走り、シンデレラ城を見るのは感動
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