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中国のサイバー万里の長城
中国大陸への旅行で一番困るのが「金盾」というインターネットの検閲システムのためにGmailや検索をはじめとするGoogleのサービスやLINEやFacebookが使えないことです。
Gmailは仕事で使っているし、LINEは家族との連絡で使っているし、電話をかけるのはLINE outだし。
これらのサービスはVPNと呼ばれる「仮想の専用線」を使えば、中国大陸でも使うことができます。実際に試したなかで、おすすめの順に取り上げます。
旅をしたのは、広州、西安、敦煌、楡林窟、瓜州、柳園、蘭州、天水です。いずれの地域でも問題なくつながりました。
対応SIM
【中国移動香港】4G/3G 中国TDD・香港FDD10日間1.5GBデータプリペイドSIM [並行輸入品]をAmazonで購入しました。価格は1,540円でした。
「中国国内でFacebook、Twitter、LINE等利用可能」と書かれています。

メリット
- Wifiルーターに比べて安いです。8日間使用したので1日あたり193円という安さです。
- SIMを入れ替えさえすればそのままつながるので、アプリを立ち上げたりルーターの電源を入れたりなどの面倒がありません。また、持ち物が少なくてすみます。
デメリット
- 日本で使っている電話番号での着信が受けられません。受けるためには転送電話サービスを利用する必要があります。
- グループで使うにはテザリングが必要です。
これが一番快適でした。日本を出発する前に転送電話設定をしておきました。
VPNアプリ
スマートフォンアプリで、VPN接続ができるものがあります。
こちらはVPNネコ

こちらはVPN Master

ホテルのWifiでも問題なくつながりました。
ホテルのWifiに接続してVPNアプリを立ち上げます。

それぞれが接続できたときはこのような画面になります。
VPNネコは国を選択できますが、どこでも接続できる場合が多いです。接続できないときは国を変えてみます。

VPNの設定画面です。

メリット
- 無料で利用できる。
- 公共WifiやVPNなしWifiルーターとの組み合わせも考えられる
デメリット
- なんらかのWifiは別途必要
- 変なアプリには注意しましょう。個人情報などが盗まれる危険性があります。
VPN付きWifiルーター
グローバルWifiの「中国 4G LTE 大容量 (VPN付)」をレンタルしました。8日間のレンタルで14,394円でした。
通常のルーターとVPN付きのルーターの差額は400円/日です。

メリット
- グループでの利用が簡単。
デメリット
- 高いです。やはり機材を借りなければいけないのでその費用がかさみます。
- 借用と返却に手間がかかります。特に、うっかり屋の私は国際線ターミナルでの返却を忘れて、国内線ターミナルに移動してしまったことが何回もあります。
まとめ
今回は8日間の旅で、日本とメールで頻繁にやり取りしなければならないタイミングだったため、SIMもWifiルーターも用意していきました。Wifiルーターはテストはしてみたものの、使うことはありませんでした。14,394円の安心料でした(苦笑)。
Wifiルーターはグループで使えるとは言え、一緒に行動しなければなりません。なので、次回もSIMを購入していくことになりそうです。
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