「【スクープ】”存在しない部屋”を販売する海外大手宿泊サイトのカラクリ 年末年始に「部屋なし」問題大量発生も懸念」を調べてみた

トラベルメディア・トライシー(Traicy)の記事に「【スクープ】”存在しない部屋”を販売する海外大手宿泊サイトのカラクリ 年末年始に「部屋なし」問題大量発生も懸念」という記事があった。

記事を要約するとこうだ。

存在していない空き部屋を「キャンセル不可」で売り、不安になったユーザーにキャンセルさせてそのキャンセル料を稼ごうとしている旅行予約サイトがある。ホテルは予約があったことを知らされていない。キャセルせずにホテルに行くと、予約がないためにトラブルになるというもの。

記事の最後に具体的なサイトの名前があった。執筆者は具体名を上げていなかったが編集部の判断によるものだという。あげられていたのは、Trip.com(トリップドットコム)である。

Trip.comは、現在は上海に本社がある中国の旅行会社Ctripが運営しているサイトである。

Trip.comがこのような存在していない空室を販売しているのだろうか?もしそうであれば、(ネット上を含む)知人にも伝えて注意喚起をしたい。実際にその可能性があるのかを調べてみた。

ディズニーファンであれば、真っ先に思いつくのがクリスマスの東京ディズニーランドホテルである。

2018年12月23日〜24日大人2人での宿泊を調べてみた。

Trip.comでは、スタンダードスーペリアルームが93,713円で予約できる。払い戻し不可となっている。

トリップドットコム予約画面

東京ディズニーリゾート公式サイトでは、空室がない。

東京ディズニーリゾートの予約画面

この他にも、エクスペディアやブッキングドットコムでも調べたが、空室はない。

トライシーの記事では、予約ができたと思ってホテルに行っても空室はなく、「代わりの宿泊施設も見つからず路頭に迷う姿を想像すると事態の深刻さがお分かりいただけるだろうか?」と述べられている。夢が一気に壊れるなんて想像もしたくない。

Trip.comでのこの予約の真偽は正直に言ってわからない。もちろん、このサイトを利用して安く宿泊できた利用者の声も確認できる。しかし、例えば予約が成立しているかどうかホテルに確認するなどの念には念を入れた行動が必要になってくるだろう。

業界としても仕組みづくりが必要なのかもしれない。予約サイトからの確認メールとホテルからの確認メールの両方が届く仕組みなどもあれば安心できる。まずは、用心をしておきたいと思った。

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