Day 1
香港ディズニーランドのキャストは、とてもフレンドリーで、困ったときになんとかしてくれようとします。気温が下がって過ごしやすくなった秋のパークですが、生憎の雨。城の前で開催される「ミッキーと仲間たちのクリスマス・ボール」も途中でキャンセルという寂しい出来事のあとでした。
どうも歩きにくいんです。つま先が地面に引っかかるような気がします。足元を見ると靴のソールが剥がれています。つま先のソールが剥がれて地面に当たっているのです。
お見苦しいものをご覧いただいてすみません。

こんなときはまず、ゲストリレーションの「シティ・ホール」に行きます。シティー・ホールは、香港ドルへの両替、レストランの予約、ATMの利用の他に、キャラクターグリーティングの詳細な情報を教えてくれる、とてもありがたい施設なのです。
ここで、厚かましく聞きました。ダメ元だと思いながら。。。

すると、なんと強力ボンドを持ってきてくれるではありませんか。これは嬉しいです。

シティ・ホールの玄関の腰掛けに座って靴を脱いで、剥がれたソールに接着剤を塗ります。

これで安心して歩けるようになりました。
でも、この日は雨がやまず、クリスマスツリー前でのショーは全てキャンセル、早々にホテルに引き上げました。
Day 2
昨夜の雨で靴はまだ湿った状態です。今日の予報も雨。空を見上げると、陰鬱なグレーの厚い雲の合間に薄い青空が少しだけ見えます。雨がまたポツリポツリと降る中で、またショーがキャンセルになるんじゃないかという重苦しい思いでパークを歩いていると、またつま先が地面に引っかかります。ソールが剥がれていたのでした。
昨日と同じようにシティー・ホールに駆け込みます。我らが強い味方、シティーホール。わけを話して接着剤を借ります。最初に持ってきてくれたのは「スティックのり」でしたが、これでは役に立たないので昨日と同じ強力ボンドを持ってきてもらいました。

するとキャストが扉を開けて「どうぞこちらへ」と言うではありませんか。その扉は「VIPルーム(貴賓室)」と書かれていました。

VIPルームは、パーク開演の時の写真やウォルトの写真があって、とても素敵な部屋です。



こんなところで靴を修理するのは、ウォルトも想定してなかっただろうなぁと思いながら、お言葉に甘えて接着剤を使わせてもらいました。

それから、もうひとつ謝っておきたいことがあります。
お借りした接着剤。。。ほとんど使ってしまいました。ごめんなさい。
おかげさまでその後は天気も少し回復して、夕方からのショーはすべて見ることができました。ソールが付いた快適な靴で。
素敵な体験をありがとうございました。