円山公園のリス
札幌の市街地では、野生のリスが見られるそうです。特に円山公園の近くにいるそうです。エゾリスは冬眠しないので、3月でも会えるかもしれないと思って、行ってきました。
1日目
札幌駅から徒歩10分のホテルに荷物を預けて出発です。地下鉄東西線の大通駅から円山公園駅で降りて、徒歩で数分の距離です。
3月下旬とはいえ、札幌はまだまだ雪が残っています。瀬戸内海に住んでいる私にとっては別世界です。

念のためにアマゾンで買ったスノーブーツを持ってきていてよかったです。何度も柔らかい雪に足を突っ込んで「ズコッ」となりました。スニーカーだと靴の中までびしょびしょになっていたところでした。

円山原始林には自然歩道があって、山頂までのルートは2つあります。ひとつが八十八ヶ所入り口からそのまま山頂を目指すルート。もう一つが円山動物園の近くを通るルートです。

八十八ヶ所ルートを行ったほうが、リスが多そうだなと思ったのですが、雪道が急なのに加えてあたりに人がいなくて、もしものことがあるといけないと思って、円山動物園ルートにしました。
八十八ヶ所の入り口には案内板とお堂があります。今日は通過です。
それでも、途中はこんな急な場所もあります。幸いロープがぶら下がっていたのでそれを引っ張りながら登りました。

時々あたりを見回してみるのですが、リスはいません。

八十八ヶ所入り口から50分、やっと山頂にたどり着きました。

山頂から見る札幌市街の景色は、ちょっと不思議な光景です。雪に覆われた木々の間に見える、近代的でカラフルなビルは、地平線の向こうまで続いているように見えました。

帰り道は、(来た道ではない)八十八ヶ所ルートにしようかと思いましたが、いきなり急な雪の坂道を降りていかなければならず、また、その先がどうなっているのかもわからなかったので断念しました。時刻は午後4時頃。日没までには降りていないと不安に思ったのです。
リスに会いたいのはやまやまなんですが。
2日目
午前8時30分頃に円山公園に到着です。意外にも公園に入ったすぐそばの広場の木の上に、2〜3匹のリスがいました。
なんだ、山頂まで行かなくても会えるんですね。



かっ、かわいい!エゾリスです。ここまで来たかいがありました。
今日は八十八ヶ所ルートに行ってみます。いきなり、急な階段があります。滑らないように注意して。

しばらく雪の山道を登っていくと、あっ、いました。自然歩道から離れたところで走り回っています。

木に登ったりして、何か食べているんでしょうか。


今日も山頂目指して登っていきます。ところどころにリスのための巣箱が置かれています。


山頂にたどり着きました。でも登ることが目的ではないので、あまり達成感はありません。昨日も来ましたしね。さっきリスと出会えた地点に戻りたくて仕方がありません。

帰りも、同じ八十八ヶ所ルートにします。(瀬戸内育ちの私にとっては)この崖のように急な雪道をまっすぐ下っていきます。

昨日もこの看板を見ました。「札幌周辺自然歩道」を書いてあるのですが、この崖が歩道なんて何かの冗談かと昨日は思いました。ここを登ってきたので、いまは信じられます。
景色がいいですね。ちょっとしたご褒美。

八十八ヶ所入り口のお堂近くで、またリスに会いました。


時期的な問題かもしれませんが、山中よりも麓に近いエリアでリスに会えました。円山原始林と円山公園の間を小さな川が流れていますが、その付近に立派なカメラを持った人達が集まっていました。

ここは、リスさんスポットなのかもしれませんね。わたしも(ちょっと離れて)待っていましたが、リスさんは来ませんでした。
その川沿いを歩いているとこんどは。。。
エゾシマリスです。彼らは冬眠するそうなんですが、もう、起きてきたのでしょうか。



今回の旅行の中で、このエゾシマリスが、一番近くで出会うことができました。4~5メートルの近さです。
そろそろ帰ろうと、広場を歩いていると。。。


植物の枝が絡まったもの(?)を抱えてます。このあと、抱えたまま元気よく雪の上を走っていきました。
まとめ
リス園と違って、「会えるかどうかもわからない」そんなもどかしさもありますが、会えたときの嬉しさは格別です。
一脚を持っていこうかどうか悩んだんですが、使わないだろうと思って結局持っていきませんでした。でもあると便利ですね。次回行くときは持参します。
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